イロもの歌謡

イロもの、企画もの、コミックソング、エロい歌、パロディなど世の中のありとあらゆる変な曲をレビューしていきます。
<< February 2012 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 >>
# スポンサーサイト
この広告は60日以上更新がないブログに表示されております。
新しい記事を書くことで広告を消すことができます。
| - | - | | category: - |
# なぜか埼玉/さいたまんぞう
 
ご当地ソングとしてはこれほど内容のないご当地ソングも珍しい。埼玉という地名は出てくるものの、埼玉らしいアイテムは一切出てこない。しかしながら、なぜかこの悲しさに地方都市、埼玉らしさが漂う。
歌自体も歌詞も真面目な感じでシリアスだが、「なぜか知らねどここは埼玉」「どこもかしこもみんな埼玉」「右も左もすべて埼玉」「前も後ろも全部埼玉」「西も東もみんな埼玉」「北も南もみんな埼玉」と埼玉にいることだけをいやに強調する。そりゃ埼玉にいれば前後左右、東西南北全部埼玉だろう。
とツッコみたくなるのだが、それが何か意味があるのか、ツッコンで何がどうなるのか。
さいたまんぞう自身は岡山県の出身で埼玉とは何の関係もないのだが。
しかし、こういう曲調や歌詞が一見真面目につくっているように思えるコミックソングは渋い。さも、笑ってくださいとわざとらしく言っていないのと時事ネタを入れていないので時代を越える名作である。
この曲を聞くと夜の地方都市の寂れた歓楽街が思い浮かんでくる。
| comments(5) | trackbacks(0) | 01:22 | category: 演歌 |
# オー・チン・チン/ハニー・ナイツ
 
こんなダイレクトなタイトルいいのかな。
内容は子供の頃のオチンチンの思い出といった感じでかわいいと言えばかわいいが、なんだか哀愁がすごく漂う。
雪にオシッコで名前を書いたとか、オシッコで街に水まいたとか、大きくなれと泣いたとか、あのチンポコよどこ行ったとか、曲もなんだか物悲しい。
大してエッチなものではないがタイトルがダイレクトすぎるのと、このジャケットのかわいらしさのギャップがこの歌の肝ですね。いったいなんでこんな歌を作ろうと思ったのだろう。
歌はハニー・ナイツ。コーラスグループでアニメの歌とかが多い。
ジャケットが水森亜土、作詞が里吉しげみ、作曲が小林亜星。
作詞の里吉しげみは水森亜土の旦那さんで劇団未来劇場の主催者。
とにかく、この歌はオーチンチン、オーチンチンと何度も何度も連呼する。
カラオケで歌うにはとても恥ずかしい。


| comments(0) | trackbacks(0) | 23:23 | category: エロい歌 |
# 禁煙音頭/竜ヶ崎宇童
ダウンタウン・ブギウギ・バンドはご存知だろうか?たぶん知っていると思うが、もし知らない人がいたらいけないので一応解説すると、宇崎竜童のバンドである。今やすっかり丸くなって優しい感じのちょいワル親父、俳優としても活躍する宇崎竜童だが、その昔は暴走族を思わせる特攻服みたいなツナギを着てバンドをやっていた。このファッションは、その後、初期の所ジョージや紳介竜助、横浜銀蝿にも影響を与えたと思われる。
デビュー曲は大ヒットした「港のヨーコ、ヨコハマ、ヨコスカ」という名曲である。作詞は宇崎竜童の奥さんの阿木曜子さん。天才である。

そんなダウンタウン・ブギウギ・バンドの初期のヒット曲に「スモーキング・ブギ」がある。今回紹介する「禁煙音頭」はそのパロディというか替え歌。メロディはそのままである。歌っているのは竜ヶ崎宇童(実はラッツ&スターでデビュー前の鈴木雅之)である。いったい誰がこの曲を作ったのか?

「禁煙音頭」
改詞:大瀧詠一(※1)/作曲:宇崎竜童/編曲:多羅尾伴内(※2)/竜ヶ崎宇童
(※1)改詩が「あらいたけし」または「新井武士」名義の場合もある
(※2)編曲が「大瀧詠一」名義の場合もある

そう、大瀧詠一である。パロディソングの第一人者と言えば大瀧詠一なのである。これ以外にも「河原の石川五右衛門」や「うなづきマーチ」が有名だが、それはまた別の機会に。

「禁煙音頭」は「スモーキング・ブギ」の逆転の発想。タバコを吸う歌を禁煙の歌にしただけ。普通はそれだけなのだが、音楽的にも「ブギ」から「音頭」へ変更されているのが凝っていてうれしい。

では本歌と比べながら歌詞を見ていこう。

「初めて試したタバコがショートピース」→「長年吸ってた煙草がロングホープ」

この最初のフレーズから飛ばし過ぎ。真逆である。

「たちまちめまいでクラクラ、飯も食えず」→「たちまち気分が爽快、ご飯がうまい」

この切り返しも全く逆で面白い。

「目覚めの一服 食後の一服 授業をさぼって 喫茶店で一服
 風呂入って一服 クソして一服 そいでまたベッドで一服
 朝から晩まで スモークング・ブギ Hoo Paa Dura スモーキング・ブギ」

  ↓

「目覚めて禁煙 食後も禁煙 会社で禁煙 喫茶店で禁煙
 風呂入って禁煙 クソして禁煙 ベッドで タバコは 吸わないで
 朝から晩まで 禁煙音頭 Keep Clean and ザ禁煙音頭」

ここで「そいでまたベッドで禁煙」とせず「ベッドでタバコは吸わないで」とあるのは沢たまきの「ベッドで煙草を吸わないで」から持って来たフレーズ。こういう細かいところうまいね。

本歌は学生(高校生?)がタバコを吸い始める歌だが、禁煙音頭は会社員が禁煙する歌である。「学生」対「会社員」、「タバコ初めて」対「長年の愛煙家」真っ向から本歌をひっくり返している。すごい!

で最終的にこうなる。

「いつの間にやら 禁煙 三日坊主 気がつきゃ 右手も真黄色 もとの木阿弥」

禁煙音頭の主人公は結局禁煙できずにもとに戻ってしまったようだ。しかし次の歌詞が意味わからん。

「たちまち すわりむら さかだちぐん とどうふけん」

大瀧詠一さんの替え歌はいつも凄まじいものがあり、また別の機会にも紹介します。
「禁煙音頭」は今でも入手可能。
LET’S ONDO AGAIN 20th Anniversary Edition」に収録されている。


なお、この曲は2008年にスウィング調にアレンジされ「禁煙スウィング」というタイトルでゴスペラーズとラッツ&スターの選抜メンバーによるユニット「ゴスペラッツ」名義で着うた配信された。

| comments(0) | trackbacks(0) | 02:30 | category: パロディ |
# 熟女B/五月みどり
五月みどりさんの思い出と言えば、昔はテレビに出て来てエッチな事ばかり言う感じのイメージが強かったのだが、もともと歌手としてデビューいたらしいので歌手が本業だったのかな?

デビュー曲は「お座敷ロック」。「お座敷」と「ロック」の融合への挑戦!最初からイロものです。しかし、あの美空ひばりだって「お祭りマンボ」(「お祭り」と「マンボ」の融合!)を歌っていたのだから、昔の日本の混沌とした音楽の中では特に驚くべき事ではないのだろう。
五月みどりさんは「おひまなら来てね」「忙しくても来てね」「一週間に十日来い」(そりゃ無理だろ!)の「来てねシリーズ」が有名で紅白歌合戦に3回も連続出場を果たしている。そしてその後、突然ポルノ映画五月みどりの かまきり夫人の告白」に出演した。
しかしその後、クイズダービーでレギュラー回答者をやっていたのだからその活躍の幅たるや凄まじい物がある。今なら歌手デビューしてAVへ転向、さらにお茶の間に戻って来たみたもんだろうか?菊池桃子とミツカン追いがつおのCMまで出たのだからすごい人である!


「熟女B」は中森明菜の大ヒット曲「少女A」のパロディソング。中森明菜の「少女A」は当時、衝撃的な歌であった。未成年が犯罪を起こしたときに新聞に「少年A」とか「少女A」とか書かれていたのであるから、未成年犯罪を連想させるタイトルである。しかもこの曲はもともと沢田研二に提供されるために書かれていた「ロリータ」というタイトルの曲を書き換えた物だったらしい。今だと相当ヤバいのでは?

そんな「少女A」に対抗し、小便臭い小娘に負けてたまるかとばかり(?)に五月みどりが出した曲がこの「熟女B」である。はて?「B」とはなんであろうか?「熟女A」はいないのであろうか?たぶん、少女がAなら熟女はBとか、そんな安易な発想であろう。でもそれがB級臭くて素敵!

内容はよくわからないのだが、簡単に言うと熟女がエロい淫らな欲望を曝け出して、私だけじゃなく、みんな熟女はこうなのよ、と主張する歌である。しかし、またなんでそんな主張を?

最初の「バナナの皮を剥くように私の服を脱がせたら」のフレーズ、服を脱がす比喩にバナナの皮を剥くって表現がちっともエロくなくてまず滑っている。
続いて「しばらく灯りをつけたまま 見おろしていてほしい」って何なんでしょう?露出狂?
とにかく「私の裸を見てね」と言う事だろうけど、そんなにエロ度が高いとも思えないのだが「私だけがすごいんじゃないわ みんな本当はこうなのよ」とかなりすごい事だとご本人は思っているご様子。だいたい2番も似たような内容。

「あなたの目に犯されて
 あたしは落ちてゆく ラララ ウウウ 
 燃えやすい としごろ 」

の「ラララウウウ」の所は歌詞を思いつかなかったのでもう「ラララウウウ」でいいや、というような投げやりな不自然さがある。その投げやりさ、力の抜け加減がまた素敵!

さすがに五月みどりさんも熟女の域は越えてしまったと思うので、安達祐実のお母さんの安達有里さんにカバーして欲しいものである。

この曲も今やたぶん入手困難だが「笑ケース」というCDに入っている。



PR: 不思議家電
| comments(0) | trackbacks(0) | 23:26 | category: パロディ |
# みっちゃんとキョーちゃんの場合<風俗篇>/ザ・フーエイ・フォー
この曲を初めて聴いたのはずいぶん前だ。たしかサンプラザ中野のラジオで流れていてサンプラザ中野が絶賛していた。

内容は田舎から電車に2時間揺られて新宿へ来たチェリーボーイのみっちゃんとキョーちゃんが、風俗店へ行こうとする内容。アーティスト名の「ザ・フーエイ・フォー」はもちろん風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)のもじり、というかそのまま。この法律は1985年に施行され、風俗店の営業時間は午前0時までとなり、この時からのぞき部屋、ファッションマッサージなども届出対象となったとある。それまでは深夜まで風俗店を営業していても良かったので、当時、山本晋也監督はテレビ朝日の深夜番組「トゥナイト」で法律施行日の0時の歌舞伎町を取材して「歌舞伎町の灯が今消えます」などと嘆いていた。とにかくこの曲もその風営法が施行された頃に作られたに違いない。
この曲は知る限りCDでは存在せず、EP盤しかない(はず)。ジャケットは極めて不謹慎で猥雑なもので、風俗のチラシ(昔、公衆電話にたくさん貼ってあったような感じのもの)をコラージュしたものである。今は廃盤で入手は難しい。俺は持ってるけど。というかなんで持ってるのか、俺。
曲のジャンルはラップであり、みっちゃんとキョーちゃんの掛け合いでストーリーが進行していく。 ネタばれになるがストーリーを簡単に説明すると、自分たちの田舎でも笑い者のチェリーボーイ、みっちゃんとキョーちゃんが「ニャンニャン」したくて電車で新宿にやって来た。で、風俗店に行こうとするのだが、まず最初に行ったのがコマ劇場。しかしなかなか客引きも風俗店も発見できず、変な日本語を話す宣教師のような外人の客引きをやっと発見し、店にいくとぼったくり店で逃げ出すという話だ。感心するのはこのみっちゃんとキョーちゃんの友情(?)である。本当に仲がいい。まさに親友であろう。漫画「3名様」や「ビーバス&バッドヘッド」などのような、相手を思いやる事はいっさいしないが、一緒にいたら安心できる男の友達関係。すばらしい! わからないのは2人がコマ劇場までたどり着きながらなぜ「エッチなお店」も「エッチなチラシ」も「客引き」もなかなか見つけられなかったのであろうか?今の新宿コマ劇場のあたりの事を考えれば不思議である。当時はもっと控えめだったのだろうか?


この歌に出てくるぼったくりの風俗店には「Aコース2万円、Bコース4万円、Cコース6万円」「3つのマッサージコース」があるらしいのだが、内容はどのように違っているのだろうか?6万円のマッサージコースとは果たしてどんなマッサージなのだろうか。ところが、みっちゃんとキョーちゃんは2千円しか持っておらず「ここが噂のぼったくり?!ふざけんじゃないよ!なめてんじゃないよ!」と店の理不尽に怒っていながらも「大きい声では言えません」と怖がっているのが笑える。案の定、怖そうなお兄さんが出て来て「2千円しかないの!じゃあ私が全身マッサージしますけど、よろしいですか?」とドスを利かせて言うので2人は逃げてくるのだが、暴力ふるわれなかったのでまだ結構良心的な感じもする。そもそも2千円しかもっていないのが悪いのであって、高いのは高いけど、ほんとうにぼったくり店なのか微妙である。

結局、逃げて来た2人は女子大生は大学にいることを思いつき、合同コンパやスキーの合宿に行けば女子大生と仲良くなれると大学に入ろうと決心し、歌舞伎町の本屋さんで参考書を買うところで歌は終わる。


この思春期の性欲に忠実な2人のほろ苦い青春の断片を描いた歌は、男であれば誰もが思い当たる節のある普遍的なテーマであり、まさに名作と言える。曲の合間に入る「ぱっくりハマグリ、ほったてホタテて、なめなめなめこ汁、ハメハメハマチで、イクイクイクラで、にぎにぎにぎり寿司」という部分も寿司ネタで統一されていて楽しい。
なお、B面の「風俗七変化 付)演歌終電車」はあまり面白くなかった。

| comments(0) | trackbacks(0) | 22:48 | category: エロい歌 |